◆色とりどりのお米

バンコクの市場の一角にお米がたくさん並ぶところがあります。

白米、もち米、黒米、胚芽米、ジャスミンで色をつけたお米など、店先はお米屋と思えないくらい色とりどりです。

タイの米は、化学肥料や農薬はほとんど使っていなく、年に2、3回収穫できるため、価格も安く購入できます。



◆甘い米

さっそく購入してみようと近づくと、山盛りにされたお米に黒い粒が混じっているものがあります。よく見るとなんと蜂が集まっているのです。

「え、そんなに甘いの?」

初めて見る光景に驚いてしまいました。



◆手は育てる

その後、旅の移動途中に田植え作業をしている人々に出会いました。最近は都会へ出稼ぎに行く人が増え、人手不足から籾のまま蒔くことが多いそうですが、ここでは数人の女性がひとつひとつ手作業で苗を丁寧に植えています。


私が田んぼに近づいていくと、「一緒に田植えをやらないかい。」とひとりの女性が笑いながら話しかけてきました。周りの女性も手招きをして私に微笑みかけてきます。

タイの人は本当に明るく陽気な性格、この恵まれた大地の環境が楽天的な性格をつくっているのですね。しばらく彼女たちの手馴れた作業を眺め、その場をあとにしました。


毎年、秋に米ぬかが入ったワイルドライスという石鹸をつくりますが、今年はバンコクの市場で手に入れたチェンマイ産の黒米のぬかと香木の沈香粉末を配合し、ちょっと雰囲気のあるマーブル模様と大人っぽい香りに仕上げてみました。

チェンマイで入手したロンガン(龍眼)のドライフルーツと蜂蜜でつくった気まぐれロンガン石鹸とあわせ、タイの旅風を感じてみてください。


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